DOMAINE ROGER NEVEU
ﾄﾞﾒｰﾇ ﾛｼﾞｪ ﾇｳﾞｰ

ドメーヌについて

サンセール地区のヴェルディニー村に位置するドメーヌ・ロジェ・ヌヴーは、400年以上にわたって代々受け継がれてきた家族経営のドメーヌです。サンセールを代表する3つのテロワール（石灰粘土質、石灰質、シレックス土壌）に22.5haの畑を所有し、ソーヴィニヨンブラン80％、ピノノワール20％の割合で栽培しています。
ワインにあるロゴは、もともとは石工職人ががデザインし、ドメーヌの看板に刻んだものですが、現在では、ドメーヌを象徴する「紋章」となり、すべてのヴィンテージ、パッケージ、様々な管理文書にも、このロゴが使用されています。

ファミリーの歴史は、17世紀初頭に初代アンドレ・ヌヴーが、ヴェルディニーの名高い丘陵地でワイン造りを始めたことから始まりました。1960年代になり、その子孫であるロジェ・ヌヴーが時代の技術的、商業的な勢いをつかみ、ドメーヌを大きく発展させました。
現在、エリックとジャン・フィリップ、そしてそれぞれの息子のバティストとフロランがドメーヌを経営し、先代からのノウハウと情熱を受け継いでいます。
ファミリーは常に卓越したものを見極め、自然との調和を図りながら、厳格な作業の結果として生まれる偉大なワインの生産と熟成に努めています。伝統的なキュヴェに加え、アンフォラで醸造した区画や、樽で熟成させた白ワインと赤ワインもあります。 また、2019年より、プイィ・フュメのアペラシオンの生産も始まりました。

理念

土壌と葡萄の木を大切にする、ドメーヌの環境に対するアプローチは長年にわたって行われてきましたが、2021年にHVEレベル3の認証を取得することができました。葡萄畑での化学合成製品の使用を減らし、除草剤は使用せずトラクター等の機械的方法を用いています。
テロワールを尊重しながら、できるだけ自然に醸造できるよう、成熟した健全な葡萄を得るために、区画の1/3にはハーブを植えて土壌のバランスを保ち、適切な収量にコントロールしています。
醸造で大切にしていることは、それぞれのテロワールのポテンシャルを活かすことです。温度管理されたステンレスタンクで伝統的な醸造を行い、サンセールのオリジナリティと個性を構成する、3つの地区のテロワールのポテンシャルを最大限に引き出します。
『厳格な衛生管理と品質管理を徹底する』これがファミリーの合言葉です。

日本のみなさんへ。ドメーヌからのメッセージ

私達のワインが日本で飲まれることを心から嬉しく思います。 私達のサンセールは、アペリティフはもちろんですが、食中酒として幅広く合わせやすいワインです。 そして、若い間はよりハーブ的なニュアンスが感じられますが、熟成による変化が興味深いスタイルであることもお伝えしたいです。 ソーヴィニヨンの熟成の可能性を存分に楽しんでいただけると、自信を持ってお勧めいたします。
また、日本の方々が、どのように私たちのワインを楽しんでくださるのか、とても興味があります。 私達はワインをコンクールに出品することはほとんどありませんが、最高のメダル-つまり評価は、お客様からのご支持とご愛顧だと思っています。
末長く日本で愛されるワインの仲間入りができますことを願っております。

息子さん（左）のフロランさん。サン・ヴァンサンのお祭りでの1枚。
彼が持っているのは、ベリー地方の伝統的なガレット・ド・ポムドテール・ベリションというジャガイモを練り込んだパイ生地で、ワインにとても良く合うのだそうです。

取り扱いワイン

SANCERRE ” COTE DES EMBOUFFANTS “
ｻﾝｾｰﾙ ” ｺｰﾄ ﾃﾞ ｻﾞﾝﾌﾞｰﾌｧﾝ ”

原産地呼称	AOC：SANCERRE
品種	ｿｰｳﾞｨﾆﾖﾝﾌﾞﾗﾝ

タイプ	白	平均樹齢	35年
収穫年	2022	栽培面積	16ha
ALC	12.9%	収量	60hl/ha
生産本数	128,000本	取得認証	HVE Level3

土壌	標高200ｍ 南南西向きの畑。石灰粘土質、石灰質、シレックス土壌
栽培	叢生栽培、リュットリゾネ
醸造	手選別で選果をしステンレスタンクで16‐20℃で21日間発酵させる。補糖・補酸なし
熟成	ステンレスタンクで7－10カ月熟成させる。
味わい	サンセールらしい白い花と柑橘類のアロマティックな香り。2022年の味わいはフルボディで余韻が長く長期熟成にも十分耐え得る偉大なヴィンテージ。 若い時から楽しめますが、熟成による素晴らしい特徴（トリュフや蜜）、複雑で非常にエレガントなスタイルにさらに変化していくワインになるでしょう。
料理	アペリティフ – 魚介類 – 白身魚 – 山羊のチーズ、特にクロタン・ド・シャヴィニョル。 春の新芽の天ぷら、鮎、生牡蠣、カキフライ、（レモンを絞りたくなる料理）
メモ