CHÂTEAU VITALLIS
シャトー ヴィタリ
- 当主
- La Famille Dutron
( Deni et son fils Maxime)
- 地域
- ブルゴーニュ
- 所在地
- マコン フュイッセ村
概要
シャトー ヴィタリは、この地区の有名なソルトレの丘の麓のフュイッセ村で、1835年より7代続く家族経営のドメーヌです。現在、17ヘクタールのシャルドネの畑を持ち、プイイ・フュイッセ1級2種、プイイ・フュイッセ2種、サンヴェラン、マコン・フュイッセ、マコン・ヴァンゼルの7種類、約8万本のAOPワインを造っています。
プイイ・フュイッセ村のテロワールを最大限引き出すため、葡萄の摘み取りは完熟を待って行い、自然酵母によるアルコール、マロラクティック発酵を促し、なるべく自然に任せ手を入れない醸造を理念としています。極力化学的な肥料などを使わない減農薬農法を実践してきましたが、15年前より、この地域としては初めての試みである、マメ類の草を畑に生やし、その根から作られる栄養分を生かすという自然な土造りを取り入れています。近年、HVE認証(環境価値重視認証)も取得し、より自然環境を生かしたワイン造りを目指しています。
歴史
このシャトーの歴史は13世紀まで遡ります。その当時はフイッセの領主の館として使われていました。19世紀の初頭、アンジュ・アンリ・ヴィタリ氏がこの城を相続した折、その名前はシャトー・ヴィタリとなりました。そして1835年、ジャン・バルヴェ氏がこの城を購入、本格的なワイン造りが始まります。その後数代にわたりドメーヌとして継承され、1981年、現在のデュトゥロン家が所有することとなり、父のドゥニと息子のマキシムのふたりで、シャトー・ヴィタリの繊細で果実味豊かな、テロワールを生かしたワイン造りを引き継いできました。現在は7代目の息子マキシムが主体の経営に移行しています。
取り扱いワイン
POUILLY FUISSÉ LES VIGNES DU CHATEAU
プイィ フュィッセ “レ ヴィーニュ デュ シャトー”
原産地呼称 |
AOC:POUILLY FUISSÉ |
品種 |
シャルドネ100% |
タイプ |
白 |
平均樹齢 |
35年 |
収穫年 |
2022 |
栽培面積 |
2.33ha |
ALC |
13% |
収量 |
60hl/ha |
生産本数 |
18000本 |
取得認証 |
HVE |
土壌 |
ジュラ紀主体の粘土石灰質土壌 |
栽培 |
13世紀のシャトー・ヴィタリの歴史的な小区画の畑からの葡萄のみを使用 |
醸造 |
当地の伝統的な醸造法de
醸造。30%をオーク樽、70%をステンレス槽で、16度から18度に温度管理し、30日間、土着の天然酵母によりアルコール醗酵を行う。マロラクティック発酵についても、10日間自然な形で行われる。 |
熟成 |
熟成についても、オーク樽とステンレス槽に分け8カ月間熟成、最終的にアサンブラージュを行い、ろ過して瓶詰。 |
味わい |
輝きのある淡い黄金色 /
さんざし、アカシアの花、かすかな香辛料、ミネラルの芳醇な香り/
円やかだがしっかりとした酸味。柑橘系の皮のコンフィチュールの味わい/
フレッシュ、豊かで円やかな果実味/後味にミネラルを感じるバランスが素晴らしいブルゴーニュのシャルドネ
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料理 |
クリーム系ソースを使った、甲殻類、さかな、鶏などの白身の魚肉料理。 |
メモ |
サービス温度は10-12度 |
MÂCON FUISSÉ
マコン フュィッセ
原産地呼称 |
AOC:MÂCON FUISSÉ |
品種 |
シャルドネ100% |
タイプ |
白 |
平均樹齢 |
25年 |
収穫年 |
2023 |
栽培面積 |
2ha |
ALC |
13% |
収量 |
66hl/ha |
生産本数 |
18000本 |
取得認証 |
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土壌 |
ジュラ紀の粘土石灰土壌 |
栽培 |
リュットレゾネ(減農薬農法)。 |
醸造 |
自然酵母により16~19度に管理されたステンレス槽で、ゆっくり6か月をかけ、澱に漬けアルコール発酵、その後自然に任せマロラクティック発酵を行い熟成させてゆく。 |
熟成 |
ろ過して瓶詰 |
味わい |
輝きのある青みかかった黄色/黄色い花、ミラベル、ほのかなコショウの香り/黄色いスモモやパイナップルの熟した果物の味わい
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料理 |
アペリティフ、魚介類のオードブル、シャーキュトリー。魚料理。山羊チーズ |
メモ |
サービス温度は10~12度。飲み頃は2~5年。 |