CHÂTEAU MALBAT
シャトー マルバ
- 当主
- LA FAMILLE ROCHET
ロシェ ファミリー
- 地域
- BORDEAUX
- 所在地
- ENTRE DEUX MERS地区 LA RÉOLE村
概要
1865年以来、シャトー・マルバは6世代に渡りロシェ家によって継承されています。ボルドー市から南東へ約60kmにあるガロンヌ河に近いアントル ドゥ メール地区にあり、シャトー・マルバを筆頭に6つのシャトーを有し、広大な85haの葡萄畑を保有しています。この地は、ガロンヌ河からの朝方の霧による酸味の切れ味、日中の強い陽の光による完熟した果実味を生み出す地の利にも恵まれており、その環境を守ってゆくワイン造りを行うなど、さらなる次世代への継承を見据えた哲学を持って運営されています。
歴史
フィロキセラ禍がボルドーの地にも蔓延していた1865年、アルフォンス・ロシェ氏は、このシャトー・マルバを手に入れ、数々の困難を乗り越え葡萄畑の開拓を行い、成功を納めました。その後、代々継承され現在は6代目。姉ファヴィエンヌが葡萄畑を、弟のダニエルがワイン造りを、そしてダニエルの妻マルティンヌが全体を企画統括し、兄弟の母親・いとこなども含め、一族全員で協力しながら、古典的なワインから新感覚のものまで、バラエティ豊かな多種のワインを造っています。
ブルゴーニュ型の瓶に詰まったユニークなワイン”セラヴィ!”
当シャトーの最新のワイン ’セ・ラ・ヴィ!’。6代目家族全員で、祖父の生き様と古き良き時代を称える気持ちを込めて、このワインを生み出しました。
”C’est la
vie”とは、”それが人生”という意味合いの、良いときには”人生って素敵だね!”、悪いときには”そんな時もあるさ”というような含みを持つ、フランスの人達がよく使う言い回しです。祖父マルセルの口癖でもありました。
エチケットには、愛らしいフランスのかつての国民車、シトロエンの「ドゥ
シュヴォー」が描かれていますが、第二次世界大戦後、フランス人の多くは、このドゥ
シュヴォーに乗って旅をし、人生の道を切り開いてきました。祖父マルセルもこの車を愛用し、毎日葡萄畑に向かい、明るく豊かな人生を築き上げて来たのです。
メルロー100%のエレガントでフレーバリーなワインを、ブルゴーニュ型のなで肩ボトルに詰め、ボルドーらしくないキュートなエティケットを採用した、この”C’est
la
vie!”は、ファミリーの新たな挑戦でもあります。素直な果実味、豊富でなめらかなタンニン、フレッシュな酸味と、飲み進むにつれ次々と現れる複雑な要素を楽しめる旨味のあるボルドー・ルージュ。2017年にはパリのコンクールで金賞を受賞しています。
取り扱いワイン
C’EST LA VIE!
セ ラ ヴィ
原産地呼称 | AOC:BORDEAUX |
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品種 | メルロー100% |
タイプ | 赤 | 平均樹齢 | 40年 |
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収穫年 | 2019 | 栽培面積 | 2ha |
ALC | 14% | 収量 | 54hl/ha |
生産本数 | 7,000本 | 取得認証 |
土壌 | 粘土石灰質 |
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栽培 | 南向きの畑に3600株/ha植樹。叢生栽培・リュットリゾネ |
醸造 | 破砕・除梗後、温度調節のできるステンレスタンクで8℃で5日間果皮浸漬を行う。自然酵母で約25℃で15日間発酵。ルモンタージュ有、マロラクティック発酵20日間。ろ過して瓶詰。 |
熟成 | ステンレスタンクで約6ヶ月間熟成させる。 |
味わい | 濃い色合いのルビー色/黒い果実ブルーベリー、カシス、チェリーのジャム、杉など複雑な香り/豊かな果実味と調和のとれたフレッシュな酸/滑らかで心地よいタンニン/チョコレートやキャラメルのニュアンス |
料理 | 鴨や鶏肉料理、ジビエ、チーズ、チョコレート |
メモ |