CHATEAU PIADA
シャトー ピアダ

当主
Jean Frederic Lalande
ジャン フレデリック ラランド
地域
BORDEAUX GRAVES
ボルドー グラーヴ
所在地
BARSAC
バルザック村

概要

シャトーピアダは、ボルドーのグラーヴ地区バルザック村の高台にあるワイナリーで、その起源は1274年に遡る由緒あるシャトーです。
土壌は主に水はけのよい砂利混じりの赤粘土質で、その下には石灰岩の層が広がっています。また、ガロンヌ川と支流のシロン川から発生する朝霧のおかげで、貴腐菌の発生と成長に理想的な気象条件が揃っており、非常に恵まれた環境にあります。
シャトーピアダの哲学は、徹底した葡萄の選果、バルザック村のテロワールの表現にあり、丁寧な醸造によって高い品質を維持してきました。 その葡萄畑においては、草生栽培を行い、極力環境負荷のかからない持続的な農法を採用しています。
熟成はフランス産オーク樽を主体とし、甘口のソーテルヌは18か月の樽熟成を行っています。
このシャトーは、バルザック村の中でも最も古く、もっとも有名な甘口ワインの生産者の一つとされていますが、同時に白の辛口ワインも生産しています。スイックプラスでは、樽熟成を施した、辛口のグラーヴブランの取り扱いを開始しました。

歴史

このシャトーは、1274年に書かれたアキテーヌ地方の古文書の中に、「ピアデ」という名前で記載されたことが記録に残されています。
当時はル・ソヴァージュ・ディケム家が所有していた、偉大なる甘口ワイン・ソーテルヌのシャトー・クーテに属していました。
現在はラランド家によって所有されており、1941年から同家が経営し、1999年からは、現在の当主であるフレデリック・ラランドが、畑の管理・ワインの生産に携わっています。

取り扱いワイン

CLOS DU ROY GRAVES BLANC SEC
クロ デュ ロワ グラーヴ ブラン セック

クロ デュ ロワ グラーヴ ブラン セック
原産地呼称 AOC: GRAVES
品種 ソーヴィニヨンブラン69%、セミヨン29%、ミュスカデル2%
タイプ 平均樹齢 53年
収穫年 2024 栽培面積 8ha
ALC 13.% 収量 60hl/ha
生産本数 1500本 取得認証
土壌 バルザック村の標高25メートルの高台にある、南西から北東向きの1.5ヘクタールの砂利混じりの赤粘土質土壌の畑。
栽培 草生栽培により、環境負荷の少ない農法を行っている。
醸造 17度から20度の温度管理の下、アルコール発酵を36日間で行う。果皮浸漬作業は、ルモンタージュを一日一回10日間(約18時間)行うことで味に深みとコクを与えている。一方マロラクティック発酵は行わない。
熟成 ステンレスタンク及びオーク樽を使い、約4か月の熟成期間を置き、澱引き、清澄、濾過作業の後瓶詰め。新樽の使用20%
味わい 白い花、アプリコット、などの香り、鉱物系のミネラル感、 円やかな酸味と果実味のバランスが良好な辛口白ワイン。
料理 貝、エビ、カニなどの海の幸の盛り合わせ。白身魚、鶏肉のホワイトソース、ハードチーズなど
メモ シャトー・ピアダのセカンドワイン。24年ミレジムは、春先のひどい霜害と収穫前の長雨のため生産量は少な目となったが、品質は良好。