Château Magdeleine Bouhou
シャトー マグドゥレーヌ・ブーウー
- 当主
- Muriel Rousseau-Revaire
ムリエル・ルソー・ルヴェール
- 地域
- ボルドー
- 所在地
- ブライ・コート・ドゥ・ボルドー
カー村
概要
ジロンド川の河口、右岸の港ブライ村の東隣りのカー村で、AOCブライ・コート・ドゥ・ボルドーに属する17haの葡萄畑を有する造り手です。粘土石灰土壌のこの地は、メルロー種に最適な場所で約65%が植えられており、ブライ地方及び当シャトーにとって歴史的な品種であるマルベックが25%、その他CS5%、CF5%が植えられています。フレッシュ&フルーティーさを特徴とする赤ワインを3種類、合計約10万本造っています。
歴史
この造り手の歴史は18世紀に存在したドメーヌ・ブーウーに始まります。19世紀に入ると、マドレーヌという名前に縁のある2人のボルドーのネゴシアンの所有となり、この二つの名前を合わせた現在のシャトー名になりました。その後1908年に現当主の祖先となるジャン・ショーメが購入、2代目ロジェ、3代目のミレイユとそれぞれシャトーの発展を図ってきました。そしてミレイユの娘、4代目現当主のミュリエル・ルソー・ルヴェール女史が2004年にこのシャトーを継承、このブライの地とシャトーのエスプリを引き継ぎ、さらに発展を図っています。その一環として2010年には現在ボルドーで評価の高いコンサルタント、ステファン・ドゥルノンクール氏を迎え、畑の改良、シャトーの近代化、味わいの進化など、引続き大きな改革を行っています。
失われた時を求めて
ワイン「ラ・プティットゥ・マドゥレーヌ」は、2012年に現当主のミュリエル女史が、ボルドーワインの味わいを決める大切な葡萄品種であるマルベックを100%使い、新しく造り出したものです。このワインのラベルには、フランスの小説家プルーストの書いた「失われた時を求めて」の一節、その主人公が「小さなマドレーヌLa
Petite
Madeleineを紅茶に浸して食べたときに、その芳醇な香りと味わいによって古い記憶がよみがえる」という有名な場面を、プルーストが書いた当時の原稿のままデザインされています。それは現当主が、このシャトーにとっても重要な品種マルベックのフレッシュな果実味を持つこのワインの香りに、彼女が子供時代に味わった新鮮な果実と当時の記憶を思い出したことから、プルーストのこの一節を想起。このことから、ワイン名をLa
Petite Madeleineとし、ラベルには小説のこの一節をデザインしたものです。

取り扱いワイン
LA PETITE MADELEINE
ラ プティットゥ マドゥレーヌ
原産地呼称 |
VIN DE FRANCE (ボルドーの補助品種マルベックを100%使ったワインのためこのカテゴリーとなっている) |
品種 |
マルベック100% |
タイプ |
赤 |
平均樹齢 |
10年 |
収穫年 |
2016 |
栽培面積 |
0.6ha |
ALC |
13.5% |
収量 |
70hl/ha |
生産本数 |
6,000本 |
取得認証 |
|
土壌 |
粘土石灰土壌 |
栽培 |
リュット・レゾネ(減農薬農法) |
醸造 |
破砕はせず、除梗後、コンクリート槽で4日間マセラシオン。アルコール発酵はフレッシュな果実味を残すことを目的に、比較的低温の22~24度に管理し15日間行う。その後18日程度マロラクティック発酵する。 |
熟成 |
コンクリート槽を用いて4カ月間熟成、濾過して瓶詰。 |
味わい |
濃いルビー色/赤い果物の芳醇な香り/フレッシュ酸味と果実味/穏やかな柔らかタンニン/果実味豊かな若々しいワイン。若飲みがベスト。 |
料理 |
アペリティフ、タパス料理、肉や魚のバーベキューなど、家族、友人たちとの気軽で楽しい食事のシーンに最適。フルーティさを味わって欲しく、15度前後の低温でのサービスが望ましい。 |
メモ |
エチケットには、フランスの著名なプルーストの小説「失われた時を求めて」の一節、その主人公が「小さなマドレーヌLa
Petite
Madeleineを紅茶に浸して食べたときに、その芳醇な香りと味わいによって古い記憶がよみがえる」という有名な場面を、プルーストが書いた当時の原稿のままデザインされている。 |