DOMAINE DU DALEY
ドメーヌ デュ ダレ

当主
LA FAMILLE SEVERIN
セブラン家
地域
スイス・ヴォー州
所在地
ラヴォー地区リュトリ村

概要

レマン湖を見渡せるリュトリ村の、ユネスコの世界遺産ラヴォー地区の葡萄畑の中に位置する、スイスでも最も古い歴史を持つ葡萄栽培醸造農家です。現在15haの畑を所有、5つのアペラシオンで、シャスラー、シャルドネ、ピノ・ノワール、ガメイを中心に12種類の品種が栽培されています。品質にこだわりを持ちながら丹精を込めて、環境への配慮も忘れず、畑からカーヴにまで手作業でのワイン造りを続けています。同社のワインには、二つのカテゴリーがあり、「トラディション」は2~3hlの木製大樽で10~11か月熟成させたミネラル感のあるバランスの良いシリーズ。そして「グラン・レゼルヴ」は中樽を中心に11~20か月熟成させた複雑な味わいのワインシリーズがあります。

歴史

この地は古くは1392年からフリブールの聖二コラ大聖堂の参事会が所有し、ワイン造りをしていたという文献が残っています。その後1937年にブジャール家が購入し、畑の大規模な改修と近代的な設備導入がなされますが、2003年にドメーヌの醸造責任者であったジュリアン・セヴランとその息子のマルセルに譲渡されました。現在はジュリアンの孫息子のシリルが中心となってドメーヌ発展に尽力しています。古い建物内にあるカーヴは1397年当時に造られたもので、1800リットルから7500リットル容量の木製大樽が並び、シャスラワインの熟成に用いられています。

栽培・醸造

どのヴィンテージでも、その年の状況に適した栽培・醸造・熟成を考えます。畑では雨量計を用いながら効率よく作業を行いますが、多くは人の手による繊細なものです。7月には、グリーンハーベストと呼ばれる摘房(間引き)を行い、葡萄のより良い成熟を促す目的で葡萄の収量を抑え、まだ緑色の未熟で小さな葡萄を一部切り落とします。芽かき(摘芽)、葉の摘み取り、収穫といった葡萄に触れる仕事は全て手作業となります。
2009年には3フロアーからなる垂直カーブが完成しました。そこではワインの生産工程毎に重力に従って上から下へ果汁を移動させることができます。白葡萄の場合は、果実が上部テラスに到着すると、そのまま圧搾機に落とし込まれます。黒葡萄の場合は、完全に除梗された後に下層階にあるそれぞれの円錐台状の木製醸造桶に落とし込まれます。黒葡萄の浸漬は、純粋なアロマとバランス良い高品質のタンニンを抽出する為に、まだ冷たい段階から始めます。20日から30日間発酵させた後、果汁は重力に従って、そのまま地下にあるシェーと呼ばれる温度調節や排水の機能を備えた中樽貯蔵倉庫へと下りて行き、11か月から22か月間、それぞれのワインに適した期間そこで熟成させます。瓶詰作業は1階で行われますが、ワインのストラクチャーを崩さないように、蠕動ポンプを利用しています。

取り扱いワイン

LE CHASSELAS GRANDE RÉSERVE VILLETTE GRAND CRU
ル シャスラ グランドゥ レゼルヴ ヴィレット グラン クリュ

ル・シャスラ グランドゥ・レゼルヴ ヴィレット・グラン・クリュ
原産地呼称 AOC:AOC VILLETTE GRAND CRU
品種 シャスラ100%
タイプ 平均樹齢
収穫年 2015 栽培面積
ALC 12% 収量
生産本数 取得認証
土壌 ドメーヌ周辺のヴィレットの畑は南西向きの勾配が20~30%のがれきを含んだ粘土石灰土壌
栽培 リュットレゾネ(減農薬農法)。小区画ごとにすべて手作業で行う。
醸造 除梗後、20日から30日間発酵させる
熟成 ワインにより大型から中型の軽く長い時間をかけて焼き締め処理を施した、3種類のフランス産木材を継ぎ合わせた樽を使って、11~20か月間の熟成。
味わい 淡いレモンイエロー/柑橘系果実、完熟した青リンゴ、エキゾティックなフルーツの香り/フレッシュな酸と豊富なミネラル/力強くも繊細さが感じられる上品なシャスラ
料理 オードブル、魚料理、刺身、寿司など和食によく合う
メモ ローザンヌの三ツ星レストラン フィリップ・ロシャ(2015年逝去のため閉店)が愛し、同店の料理に合うワインとして大いに使用されたワイン。 

LE PINOT NOIR TRADITION
ル ピノ ノワール トラディション

ル ピノ ノワール トラディション
原産地呼称 AOC:LAVAUX
品種 ピノノワール100%
タイプ 平均樹齢 30年
収穫年 2015 栽培面積 1ha
ALC 14% 収量 40hl/ha
生産本数 6,000本 取得認証
土壌 ドメーヌ周辺のヴィレットの畑は南西向きの勾配が20~30%のがれきを含んだ粘土石灰土壌
栽培 リュット・レゾネ(減農薬農法)
醸造 低温でのマセラシオン後、大型の木樽フードルを使い、20~25度の温度で15日間発酵させる。その間1日2回10日間程度ピジャージュを行う。その後短期間のマロラクティック発酵を行う。
熟成 11か月樽熟成後、ろ過して瓶詰
味わい 輝きのあるルビー色/チェリーやカシス、イチゴジャム、スパイスの香り/しっかりとした酸と豊富なミネラル/滑らかで心地よいタンニン/フルーティで繊細なピノノワール
料理 シャルキュトリーや鴨などの肉料理
メモ